一本足生活

アキレス腱の断裂から復活までの記録

一本足生活【33日目】

今日は、定期検査の日です。まだ車の運転はできないので、嫁さんにお願いしています。検査の開始は16時半から。終わってから子供たちを迎えに行くとなるとだいぶ遅くなってしまうので、子供たちをお迎えに行ってから病院に向かっています。定期検査の日は、いつもこんな流れです。

 

毎週お迎えに行っていると、子供たちも最初は「パパ!パパ!」と驚いているだけでしたが、だんだん慣れてきたのか、今日はお友達を紹介してくれました。

これまで子供たちのお迎えに行くことは数える程しか行ったことがありませんでしたが、お迎えに行くことで子供たちの生活を少しだけ見ることができます。怪我をしていなかったら、こうした子供たちの日常を感じることはなかったんだろうなと思うと、足を怪我しても悪いことばかりではありません。まさに怪我の功名かなと思ったりしています。

 

病院ではいつものように問診と診察をしました。診察では、エコー写真を撮って傷の治り具合を見ています。このエコー写真は、リアルタイムにモニターで表示されて、僕も見ることができます。肌の上からでは治り具合はわかりにくいので、こうして目に見えてわかるという仕組みは素晴らしいものです。ただ、エコー写真は黒と白だけで表現されていて、かつ、普段から見慣れているものではないので、僕には少しわかりにくいんです。先生にここが切れていたところだと言われても、「はい。(なんとなくわかりました。)」となっていました。

ところが今日は、怪我をしていない左足のエコー写真と比較してくれました。これがとてもわかりやすかったです。比較して見てみると、左足とは右足では全然違いました。左足には白い筋が沢山入っているのですが、右足には筋がほとんど入っていません。これまで、どうなったら治ったことになるのか漠然としていたのですが、この白い筋が入ることが、治ったことになるんだと、はっきりとした目標ができました。

 

これは仕事で置き換えると、「アキレス腱が治ること」が目標で、「エコー写真が白い筋で埋まること」がKGI、「白い筋の割合」がKPIになります。また、ビフォーアフターの絵があると説得力があがることも実感できました。これまでは、お客様もわかりやすいはずと考えてやってきていたのですが、今回、自分がお客様の立場になったので、地で感じることができました。やはり、わかりやすかったです。

 

左足と比べるとまだまだでしたけど、先生からは経過は順調ということで、アキレスブーツの角度も10度減らすことになりました。これからは、松葉杖をつきながらではありますが、足をつけて歩けるようになりました。アキレス腱に刺激を与えた方がいいからだそうです。

 

松葉杖を卒業するのももう少しなのかな。

焦らずにいきたいと思います!