一本足生活【23日目】
松葉杖生活になってから無理だろうと思うことが多いです。思い起こせば、当初は家の2階に行くことは無理だろうと思っていましたし、家族で遊びに行ったカラオケでは2階にある店舗の階段を目にしたとき、無理だろうと思っていました。
あとは、駐車場から駅前の公園まで歩いて行こうとしたとき、松葉杖をついて何歩か歩いたところで、想像以上に距離があることに気づき、無理だろうと思ったこともありました。
そして、今日は立ち食いそばに行ってきました。
先週子供たちと駅に行ったとき、上の子が立ち食いそば屋さんが気になったようで、なかなか店を離れようとしません。お気に入りの様子だったので、来週行こうと約束していたのでした。
(僕も好きなそば屋さんだったので、むしろ僕が楽しみにしていました。)
立ち食いそばやさんと行っても、元々が立ち食いだっただけで、今では席は設けられています。ただ、やはり立ち食いそばが基本なこともあってか座席は申しわけ程度に用意されているだけです。
テーブル席とカウンター席とあるのですが、テーブルには椅子が2脚だけの小さなテーブル席が2つです。お店もそんなに広くはありません。
子供たちも目が離せない年齢ですし、僕が松葉杖でスペースをとるので大丈夫かなと不安になりました。
とりあえず、カウンターとテーブル席は近いので、子供たちだけをテーブルに座らせて、大人はカウンターに座ります。
子供たちだけでそばを食べさせるのは無理だと思っていました。足が元気なら子供たちに食べさせることも余裕でできますが、足が元気じゃないので無理だと思っていました。
ところが、僕の予想に反して子供たちだけでそばを上手に食べてくれました。
こうして無事に、立ち食いそばでそばを食べてくることができました。
無理だと思っていましたが、やってみないとわからないこともあるものだなとつくづく思いました。
そして、まずはやってみることも必要だと気づかされました。
またひとつ小さな成功体験を経験したことで、松葉杖生活の幅が広がった気がします。
これは仕事でも同じかなと思います。
小さな成功体験を重ねることで、自信がついていく、積み重ねの重要性を現在進行形で感じています。
無理だと思ってもまずはやってみる。
これを改めて考えさせられた日になりました。