一本足生活

アキレス腱の断裂から復活までの記録

一本足生活【26日目】

ギブスが外れてアキレスブーツになりました。

アキレスブーツというのはこんな感じです。

ギブスからアキレスブーツに変わるにあたって、右足のギブスは外すことになりました。

前回の診察では、ギブスを一部だけ切り取ってアキレス腱の状態をみてもらいましたが、
今回は、ギブスを全部取り除くことになります。

このギブスを取る作業ですが、医療用の電気のこぎりを使ってギブスを切るんです。
前回は、この切る作業のときにのこぎりの歯が皮膚にあたって非常に痛い思いをしました。

なので、また痛い思いをしなければならないのかと憂鬱になっていました。


ところが、今回はのこぎりの歯が皮膚にあたらないように、対策を取ってもらうことができました。
その対策とは、薄い鉄の板をギブスの間に入れて、その板に沿って切ってもらう方法です。
おかげで痛い思いをすることはありませんでした。


ギブスを取ったことで、久々に右足を見ることができました。

先生に許可をもらって、両足を伸ばして座った状態から、足首がどれくらい曲がるのかを試してみました。

左右の足首を同じくらいの力で、体に引き寄せるように曲げてみました。
左足と比べるとよくわかったのですが、同じくらい力を入れても左足に比べて右足はまだまだ曲がっていませんでした。
それでも、アキレス腱を切った初日に比べると、ずいぶんと右の足首を曲げることができるようになっていました。
また、右足のアキレス腱も触ってみましたが、初日のあのぶよぶよと比べると全然固くなっていました。

明らかに初日と比べて状態は良くなっているので、うれしかったです。


手術はせずに右足を固定させておくだけで、これだけ回復するものなのかと感動しました。

人間の体って素晴らしいですね。
アキレス腱を触りながらしみじみと思いました。

MRIの結果を見せてもらいました。
前回とさほど変わったところはわからなかったですが、先生の話を聞くと経過は順調だということで安心しました。


そんなわけで、これまでお世話になっていたギブスとは今日でお別れです。
初めのうちは、なんて不自由にしてくれたんだと思っていましたが、今となっては少し名残り惜しいです。
階段、外出と一緒に色々と克服してきましたしね。

これまで僕の右足首を守ってくれてありがとう。


さあ、これからは新たにアキレスブーツでの生活が始まります。
またちょっと生活リズムが変わるのかな。

アキレスブーツを装着してみた最初の印象は、「重い!」でした。
ギブスより楽になること、辛くなることがありそうだなと感じています。

そのあたり、またブログで伝えていけたらなと思います。