一本足生活

アキレス腱の断裂から復活までの記録

一本足生活【92日目】

バランススコアカードという経営管理手法があります。これは財務情報だけを頼りに経営判断をするのではなく、顧客の視点や業務プロセスの視点、学習と成長の視点も含めて判断しようという考え方です。これは1990年代にアメリカで生み出された手法だそうです。実は、この手法は日本でも馴染みやすいと言われていました。それは、この時代の日本では「お客様は神様です」という言葉があるように、既にお客様を第一に考えてビジネスをしている企業が多く存在していたからです。

 

この時代を非ビジネスマンとして生きてきた僕でしたが、この言葉は馴染み深く、ビジネスマンとなった今では自然と「お客様を第一」に考えるようになっています。おそらくこれは僕だけではなく、ほとんどの日本人がこのように考えて行動しているのではないかと思います。もはや、日本の文化といっても言い過ぎではないでしょう。

 

前置きが長くなりました。今回は何を言いたかったのかというと、確かに「お客様は神様」です。ただ、僕たちはあなたの「召使い」ではないですよと言うことです。感謝の言葉ひとつもなく、やってもらって当然のような態度をとられると、こちらとしてはおもしろくありません。

 

ITを使った業務改善というのは、家電量販店でパソコンを買うような感覚で簡単にできるようなものではないと僕は考えています。それは、これまで色々な業種のお客様とお話をさせていただき、例えば、支払業務というお金を払う作業をひとつとっても会社ごとに異なっていてます。なので、ある会社では有効だったやり方でも、自分の会社では効果がないということがあるわけです。

 

それを防ぐために、僕たちはお客様の業務を詳しく聞きたいのです。お客様のことをもっと知りたいんです。システムエンジニアの仕事もまだまだ世間に認知されていないせいか、ただコンピュータに詳しい「IT屋さん」と思われていることが多いです。

 

僕らはコンピュータを売りたくてコンピュータに詳しくなっているわけではないんです。お客さんの利益をあげることに貢献したいだけなんです。そのためには、極論を言えば、コンピュータを使わなくてもいいわけです。その判断を我々ならできるということになるんです。

 

まとめると、僕たちはあなたのことを少しでも楽にしようとしている人なんですよ。なので、せめて感謝の言葉があっても良かったんじゃないですかということです。

 

久々にこんな気持ちにさせられる出来事があったので記しておきました。

一本足生活【91日目】

時間に追われた一日でした。現在開発を進めている注文管理アプリのプロトタイプ発表会を翌日に控えて、あとはサンプルデータを作成するだけだと気楽に朝を迎えていました。サンプルデータ作りは順調です。想定していたデータを直にデータベースへと設定するだけなので、何も気にせず、ただただ想定していたデータを作成すればいい。単純な作業です。そんな単純な作業をしている最中にふと「そういえば、発表会ではアプリからデータを登録する部分もお客様は気になるのではないか?」と思い、以前、お客様からもらった紙に記録してある去年の注文データを元に、本番さながらにアプリからデータを登録してみることにしました。

 

すると、これが使いにくい。そして、わかりにくい。

 

元々お客様には「アプリの開発は無理そうなので、エクセルだけで注文管理していきましょう」と言って納得いただいていました。それが「やっぱり、注文管理アプリができました」となると、それだけで喜んでもらえるとは思っていました。でも、そのアドバンテージがあると言っても、この出来はいまいちでした。

 

実際のデータを用いてアプリを使ってみるとわかったのですが、動線がいまいちでした。初めての人が説明書を読まなくてもナビゲートできるような、そんなアプリには、なっていません。

 

ええ。わかっています。「そもそも、なんでもっと早くに試さなかったのか。」ですよね?わかっていますよ。わかっていますが、今それを考えてもしょうがないんです。発表は明日なんですから。頭の片隅ではこの「そもそも…」を何度もループさせながらも、最小限の手数でできる限りアプリを直すことに決めました。

 

すぐにサンプルデータ作りは中断して修正を開始しました。修正は運用を想定した使い方をしながらアプリを直していきます。例えば、画面のナビゲーションボタンに「顧客」とあります。ここを押すと顧客データが表示されて、ここに請求書を発行できるボタンを用意しています。そのため、請求書を発行してもらう目的でナビゲーションボタンに置いていたわけなのですが、「顧客」だとそれが伝わりにくい。いっそ「請求」とした方が伝わります。なので、ここは「顧客」ではなく「請求」に変更しました。

 

こんな感じで、簡単に修正できてかつ運用がまわりやすくなるような観点で修正を行うことで何とか今日中に自分の納得したアプリに仕上げることができました。しかし、よりにもよってなんで前日に気づくものなのか。よくあるんですよね。なぜか直前になって気づいてしまうこと。うーん。これがなかなか治らない。困ったもんだ。

 

そんなわけで、今日は時間に追われた一日になりました。

一本足生活【90日目】

最近の悩みの種であるアキレス腱の痛み。「温めてみると良いかも知れない」という話を、嫁さんを始め、色々な人から言われたので試してみることにしました。

 

まずは、これまで素足だったのでくつ下を履くことにしました。さらに、去年使っていた貼るカイロが余っていたので、これを右足首のアキレス腱が切れた部分に貼りました。痛みが出るのは右足首の外側のくるぶしなんですが、関連痛と呼ばれる痛みの原因となる部位とは別の部位に感じる痛みかも知れないと、これもまた嫁さんからアドバイスをもらっていたので、とりあえずアキレス腱の切れた部分を温めることにしました。

 

ちなみに、もう家に居る間はアンクルファイターを装着していません。外に出るときだけ装着するようにしています。

 

温めてみた結果は。。

 

だいぶ楽になりました!

痛みを感じることがほとんどなかったです。

 

やっぱり温めると良いんですね。昔、大河ドラマ坂本龍馬が傷を癒すために温泉旅行に行っていた理由がわかりました。明日からもこの作戦でいこうと思います。

一本足生活【89日目】

テレワークでチャットのやり取りが多くなりました。そんな数多くのやり取りの中では、チャットの文章だけでは伝えきれない場面があります。例えば、アプリの操作方法を教えるときです。「上の方のボタンを押して、次に出てきた画面のボタンを押してもらって…」のように文章で書くとつらつらと長い文章になってしまいます。何より文章を読んで理解してもらう必要があるのでうまく文章を書かないといけません。

 

そんな時に僕は図を使って伝えるようにしています。もちろん、図の中で説明を書いておきます。この図を使って伝える部分が、テレワークをこなしていくうちに上達してきたように思います。

 

そこで今回は上達した僕の技を紹介してみたいと思います。

 

流れとしては、

  1. 画面のハードコピーを撮る
  2. 空のエクセルを起動する
  3. ハードコピーをエクセルに貼り付ける
  4. エクセルで図形など駆使して説明を入れる
  5. 図形を全部選択する
  6. チャットに貼り付ける

になります。

 

図で伝えると、例えば、どの部分を押すとかは図で表現できるので、説明は簡単なものでよくなります。文章を考える時間も節約できるようになるのでおすすめです。

 

一本足生活【88日目】

引き続き右足が痛いです。ソファーに座ってストレッチをしていたのですが、右足首を回したそのとき、「パキッ」と関節の音が鳴りました。その瞬間、激痛が走り、しばらく悶絶して動くことができませんでした。

 

この激痛の原因が何なのか。「パキッ」と鳴ったのは、アキレス腱とは違う位置でした。なので、アキレス腱の切れたところが原因ではなさそうなんですが。。

 

実は前から若干気になっていたことがあります。それは、右足側面を地面につけると痛かったことです。装具を外したばかりのときだったので、この痛みは足首を固定していたための名残りだろうと思って気にしないようにしていました。ただ、今回「パキッ」と鳴ったのも右足側面です。以前の右足側面の痛みと関連していそうな気がします。

 

以上のことから、これまで足首を固定したり足に体重をかけていなかったので関節が固まってしまったのかなと自分なりに解釈することにしました。

 

右足側面は傷を負っているわけではないので、今後もストレッチしてほぐしていこうと思います。ただ、あの激痛はもう味わいたくないな。。

一本足生活【87日目】

足首が痛いです。アキレス腱の切れた部分やその周辺が特に痛いです。これまで目立った痛さはありませんでした。人からは、切れたところが痛くないのかと聞かれたりしていましたが、アキレス腱を切ったときに足首を踏まれた感覚を味わっただけで、それ以降は痛みを感じることはほぼなかったんです。それが、最近ですよね。なんだか痛い。リハビリのやりすぎで筋肉痛みたいに痛くなっていたのかと思ったのですが、今日の痛みは違う気がします。なぜなら、昨日はそこまでリハビリを頑張っていなかったからです。

うーん。この痛みの原因は何なんでしょうか。困った。しばらく様子をみてみます。

一本足生活【86日目】

欲しい本があったので、家族で本屋に行きました。車の運転はできるのですが、大事をとって嫁さんの休日を狙って行くことにしました。子どもたちもお休みなので一緒に連れて行くことにしました。

 

最近、子どもたちの絵本を買っていなかったので、子どもたちに新しい絵本を買ってあげることにしました。

 

上の子は、新しい絵本を買うと知らせるとウキウキになって、テンションがあがっていました。

 

本屋について、僕は欲しい本をそろえます。一通り欲しい本がそろったので、今度は子供たちの番です。絵本売場まで行き、どの本が欲しいのか聞いてみたところ、上の子がダダッと絵本売場に背を向けて違う方向に走っていきました。

 

僕は、まだ足を負傷しているので追い切れません。嫁さんがなんとか追いかけてくれました。やっと追いついた先は雑誌コーナーです。どうやら付録つきの雑誌を買ってもらおうと考えていたようです。

 

以前に付録つきの雑誌を買ってあげたことはあったのですが、それを覚えていたんですね。付録つきの雑誌の値段は、いい値段してますが、内容が薄いものが多いです。本が付録みたいな扱いです。

 

なんとか、値段を押えた付録のついていない絵本に誘おうとしていたのですが、彼の意志は固いです。仕方がないので、付録つきの雑誌を買うことにしました。

 

今度からは、絵本を買うときは子供を連れて行かずに本屋に行こうと思います。